inReach 衛星通信
Garmin の inReach 衛星通信技術と衛星通信のサブスクリプションによって、世界のどこにいても連絡を取り合うことが可能。携帯電話のつながらない場所でも、衛星を介して家族や友人とつながることができます。
衛星通信inReachを使って、テキストメッセージの送受信や、位置情報の共有、もしもの時にはSOSメッセージを送信できます。SOSボタンを押すと、24 時間年中無休の緊急対応センター ガーミン応答センターからサポートを受けることが可能です。
Garmin の inReach 衛星通信技術と衛星通信のサブスクリプションによって、世界のどこにいても連絡を取り合うことが可能。携帯電話のつながらない場所でも、衛星を介して家族や友人とつながることができます。
衛星通信inReachを使って、テキストメッセージの送受信や、位置情報の共有、もしもの時にはSOSメッセージを送信できます。SOSボタンを押すと、24 時間年中無休の緊急対応センター ガーミン応答センターからサポートを受けることが可能です。
クラウド上の地形図を使用して、現場にいるチームの位置情報をリアルタイムで表示および管理できます。位置情報の送信間隔を設定し、移動中または停止している人や車両を確認することで、現場の状況を把握することができます1。
inReach対応デバイスで、携帯電話の電波がなくても天気情報を取得することができます。これから先の天気予報を確認することで計画を立てることができます。
GPSナビゲーションやトラッキングにも対応。GPSMAP67iは日本詳細地形図2500/25000を搭載し、地図を見やすく表示。
緊急時SOSボタンを押すと、信号は素早く24時間体制の緊急対応センターであるGarmin応答センターに届けられます1。 要救助者の位置情報や現在の状況など救助要請に関する情報を、救助組織へ提供するだけでなく、救助が行われるまでの間、救助活動の状況についての最新情報を緊急連絡先にも提供し、救助が行われるまで関わり続けます。Garminブログでは世界でinReachがどのように役立ったのか紹介しています。
本部から現場のスタッフ、現場のスタッフ同士でinReachを使って連絡を取り合うことができます。無線や携帯電話などが利用できない場所のバックアップとして、inReach双方向メッセージ1を利用することでどこにいても連絡を取ることができます。
ご使用のキャリアによってはinReachとの間でSMSメッセージを送受信できない場合があるため、メールアドレス宛に送信を推奨します。
2022年9月下旬以降よりプリセットメッセージはチェックインメッセージに変更となりました。
上記以前にサブスクリプションを契約されている場合はプリセットメッセージをお使いいただけます。
チェックインメッセージはテキストの編集はできません。
Garmin Exploreを使用すると、スマートフォンやタブレットから現在の位置の表示、ルートの作成とナビゲーション、ウェイポイントの設定と管理などを行うことができます。互換性のあるInReachデバイスと組み合わせることで、100%グローバルなIridiumネットワーク上で双方向のメッセージング、トラッキング、SOS機能を利用可能です。すべてのInReachデバイスで、Garmin Exploreのウェブサイトを使って計画を立て、デバイスに保存したルートを表示することができます。
inReachシステムは、現場のチームの監視とメッセージング、デバイスの管理、請求の一元化、複数デバイスのデバイス設定、その他のアカウント管理機能の使用のためのプロフェッショナルプラン向け管理Webサイトを提供します。 当社のinReach APIウェブプロトコルを利用して、inReachデータをプラットフォームまたはカスタムソリューションに統合します。
inReach衛星通信を利用するには、サブスクリプションの契約が必要となります。プロフェッショナル向けのinReachサブスクリプション1を有効にすると、inReach衛星テクノロジーを搭載しているデバイスからテキストメッセージ、写真2、ボイスメッセージ2、またはSOSメッセージを送信。
サブスクリプションを有効にすると、携帯電話の電波の無いところでも、天気をチェックしたり、位置情報をチームメンバーに送信することもできます。
プロフェッショナルプランのサブスクリプションは、組織の使用頻度や活用方法に応じた、次の4つのプランからお選び頂けます。
お住まいの国のプラン料金や利用可能な機能について不明な点はありますか? 詳細
以下価格に消費税は含まれません。日本の場合以下価格に10%の消費税が別途加算されます。
FLEX BASIC |
FLEX ADVANCED |
FLEX PREMIER |
|
---|---|---|---|
価格 | 2,980円 / 月 | 5,280円 / 月 | 8,280円 / 月 |
緊急SOSメッセージ | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
チェックインメッセージ4 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
テキストメッセージ3 | 50 | 150 | 無制限 |
写真、ボイスメッセージ2 | 10 | 25 | 50 |
ポイントのトラッキング/送信 | 15円/回 | 無制限 | 無制限 |
天気情報 | 1回につき1テキストメッセージとしてカウント | ||
複数の inReach デバイス管理 | Garmin Explore ページで管理 | ||
複数の inReach デバイスに同時にメッセージを送信 | inReach デバイスまたは Garmin Explore ページからの送信をサポート | ||
複数の inReach を同時にトラッキング | inReach デバイスまたは Garmin Explore ページからのトラッキングをサポート | ||
管理者アカウントのカスタマイズ設定 | カスタマイズ可能なデバイスインターフェイス、メッセージのレポート、メッセージとマップの迅速な送信 | ||
複数の inReach 支払いとプラン管理 | 管理者アカウントを通じて有料サブスクリプションとプラン サブスクリプションを管理 | ||
追加料金 | |||
契約手数料 | 5,980円 | ||
超過料金 | |||
テキストメッセージ/天気情報 | 73円/回 | 73円/回 | - |
写真、ボイスメッセージ2 | 147円/回 | 147円/回 | 147円/回 |
契約を一時停止する際の費用 | 780円 / 月 |
1. 衛星通信のサブスクリプション(契約)が必要です。一部の管轄区域内においては、衛星通信デバイスの使用が規制または禁止されています。デバイスの使用を意図している管轄区域内において、適用される法律のすべてを認識してそれに従うことは、ユーザーの責任となります。
2. 写真とボイスメッセージは、対応するデバイスでのみ利用できます。また、互換性のあるスマートフォンでGarmin Messengerアプリをダウンロードしペアリングする必要があります。2024/9時点対応機種はinReach Messenger Plusのみとなります。詳しくは製品ページをご確認ください。
3. テキストメッセージは160バイト(日本語のみの場合は53字)となります。一部機種では1,600バイト(日本語のみの場合533字)の長文に対応しています。2024/9時点対応機種はinReach Messenger Plusのみとなります。詳しくは製品ページをご確認ください。
4. チェックインメッセージは予め3つのメッセージが設定されています(マイトリップを開始します/チェックインします/マイトリップを終了します)。このメッセージを編集することはできません。
上記のサブスクリプションプランは、企業向け使用を対象としています。衛星通信を利用するにはinReach製品1台につき、それぞれサブスクリプションの契約が必要です。
価格は予告なく変更されることがあります。上記のサブスクリプションプランは月額料金で、毎月請求されます。ユーザーがプランを変更するか、次の更新日までにキャンセルしない限り、選択したプランは毎月自動更新されます。上記には消費税10%を含みます。
契約プランを変更することも可能です。その場合日割りのご返金はございません。
サブスクリプションプランはクレジットカードでのお支払いとなります。お支払いは米ドルとなります。
サブスクリプションプランで設定されているメッセージ件数の限度を超えて、Iridium 衛星ネットワーク経由でテキストメッセージ送信する場合には追加料金が発生します。
すべてのプランは、契約時に上記の表に記載されている契約手数料がかかります。 プランをキャンセルし、再度契約する際には、再度契約手数料が発生します。フレックスプランの最短期間は30日です。
上記の表に記載されている休止費用を支払うことでサービスを停止することができます。アカウントが停止されている間も、Garmin Exploreポータルに保存されているユーザーのinReachデータにアクセスできます。
詳細については、Garmin サブスクリプション サービスの利用規約と inReach パーソナル サービス プランのサービス利用規約をご確認ください。
国際山岳ガイド
近藤謙司
ガーミンから緊急避難信号を発信することができる「インリーチ・エクスプローラー+」が発表されたときに、いち早く手に入れてヒマラヤや南極に持っていくようになりました。そのときに使ったショートメール機能が素晴らしくて、「これから出発します」とか「このあたりに来ました」「予定地に到着しました」というようなメッセージを逐一送ることができたことが感動的でした。同時に、そうしたショートメールを送らなくても、ラップトップ・コンピュータを開けば、いま隊がどこにいるのかが地図上に表示できて、いま行動中か、そうでないかも分かるんです。
すごい安心感があって、「みなさん元気で動いているみたいですよ」って、スタッフやゲストの家族とも共有できたんです。僕は山でログを取ることはありませんが、高容量な充電式リチウムイオン電池を搭載しているので週末の登山であればバッテリーもそれほど消費しません。そのうえで、高性能なGPS機能が備わっていることも嬉しいですね。それ以来、海外で登山するときには、もう絶対外せない端末だと考えるようになりました。
日本でも同様で、山のなかでは携帯電話はいまでも万能ではありません。ずっと僕は、携帯電話以外の通信デバイスを装備することの重要性を説いてきました。昔は、ほとんど通信手段がなかった山中でもいまは携帯電話が繋がるようになって、緊急時に対処できる確率が飛躍的に高まりました。実際に、冬の尾瀬にバックカントリーツアーに行ったときにも、身近な山であるにもかかわらず3日間のあいだほとんど携帯電話が繋がりませんでした。
だからこそ登山中の安全性を高めるために、双方向通信ができるデバイスを持っていこうと啓蒙したいですね。いまやスマートフォンを持って山に入らない人はいなくなりました。同じように「GPSMAP 66i」を備えることで、救助を待つだけでなくて自分からショートメッセージやSOSを送ることができるようになる。携帯電話の電波が届かない場所であっても、怪我や遭難をしたときに家族や仲間に連絡をとることができるんです。
スマートフォンを含めて、多様な機能を備えたデバイスを複数持っていれば、それだけ危機対処能力は高まります。とくにひとりで山を歩く人は備えてもらいたいと思います。雪崩に巻き込まれたときの救助に役立つアバランチ・ビーコンを持つのと同様の意識で持ってもらえたらいいですね。
アウトドアライター
村石太郎
約20年前にアラスカと出会って以来、北米大陸最北のブルックス山脈を毎年のように旅してきました。ひと夏の間を徒歩で移動したり、パックラフトを使った川下りなどをしながら、数百年前と変わらない荒野をまさしく“彷徨”っていたのです。
そのような場所で長い時間を過ごすうちに使い始めたのが、緊急救助信号やショートメッセージなど双方向でのやりとりができる「inReach」端末でした。街にいる家族や友人たちに元気であることを知らせるショートメッセージでの双方向通信が可能なうえ、怪我や事故を起こしてしまったときにSOS発信ができることは無人の荒野で過ごすうえで非常に重要です。また、ショートメッセージという比較的簡素な通信方法であるため、人里離れた場所にいるという感覚を阻害することが少ないことも気に入っている理由です。
日本国内ではバックカントリースキーで使用していますが、グローブをしたままでの操作がしやすいのもありがたい。いま使用している「GPSMAP 66i」は、ガーミン社製の優秀なGPS機能も備わって、僕にとって理想的な端末に仕上げられています。小型軽量で持っているストレスが少ないうえ、なによりも日本語での入力ができるのがいいですね。
アドベンチャーランナー
北田雄夫
気温45℃のサハラ砂漠を1200km走る。道はない、携帯電波は繋がらない、サポートスタッフの帯同はない。制限19.5日、参加者10名。そんなレースで活躍してくれたのが「inReach Mini 2」です。
大会ルールは、水と軽食は数十km毎に大会側で用意されるも、その他必要な補給食、寝袋、ライト、バッテリーなどの全てを自らで背負う必要があり、何があっても自己責任。
そんな不安の大きい挑戦でしたが、inReachがあれば世界の果てにいようとも家族とメールができ、私自身も家族も大きな安心感を得られる。また、位置情報を専用WEBサイト上(MapShare)で共有することで、友人や応援者と挑戦を分かち合える。さらに万が一の時にはSOS発信で救助要請もできる。それがたった100gで得られるのだから、何も迷うことはなかった。
実際にレース中では、毎日何十件もメールをして(スマートフォンの専用アプリを使えばさらに使いやすく)、砂漠をひとりで走り続けても不安や心細さを感じることはほとんどなかった。
過去にinReachの存在を知らずに持参していなかった頃は、あわや遭難というハプニングや日本の身近な山でも携帯電話が入らず冷や汗を覚えることもあった。
日本でも海外でも、アドベンチャーし続けるためにも、欠かせないアイテムです。